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自由研究におすすめ!手すき和紙の簡単工作&調べ学習

夏休みを利用して、和紙工房の見学&手漉き和紙づくりを体験をしてきました。作った和紙を使って簡単な工作(ランタン作り)をしたり、図書館で借りた本で和紙のことを調べたりした、我が家の自由研究の記録です。

もくじ

和紙工場の見学

今回は、長野県大町市にある松崎和紙さんで、見学&紙すき体験をしました。

工場見学は無料、紙すき体験は、時間いっぱい作り放題で1人1000円でした。(詳しくはこちら→松崎和紙さんのWebサイト

和紙の原料ができるまでメモ

  1. 和紙の原料はコウゾという植物です。窓から見えるこの植物です。
  2. コウゾを切ったもの。触らせてもらいました。
  3. 皮を剥がし、それを使うそうです。
  4. 煮ると、こんな感じになります。
  5. 洗ったり、ソーダ灰を入れてされに煮込むと、こんなに綺麗な白い繊維になります。(実際には長時間かけてもっとたくさんの工程があるらしいです。)
  6. 繊維は、ほぐすと簡単に分けられる状態です
  7. これを、機械で何度も叩いたり水とかき混ぜたりするそうです。そうすると、綺麗で細やかな繊維になります。
  8. 本物の大きな和紙を作るための道具を見せてもらいました。
  9. この和紙を漉くための簾みたいなもの(竹製)は、これだけで25万円くらいするそうです。
  10. 「ネリ」と呼ばれる、和紙の繊維をくっつける糊みたいな役割をするものです。(でも、糊ではない。)持ち上げられるほどドロっとしています。
  11. このトロロ系の植物から作るそうです。
  12. 実際にプロの紙すきの様子を見せてもらいました。
  13. とっても迫力がありました!!!
  14. 手漉きが終わった段階。均一の厚さ。さすがプロです。
  15. こんなに大きいのに、端まで綺麗な仕上がり。
  16. これを、さらに水を切って乾燥させると白い無地の和紙ができます。
  17. これくらい大きな和紙は、障子紙になったり、、、
  18. 電灯に使われたり、、、
  19. 厚紙に貼ってフォトフレームになったりと、様々な製品になります。
  20. 工場の横にあるお店では、衝動買いしてしまいそうな心惹かれる品がたくさんありました(笑)
  21. 娘が自由工作の参考にした電灯スタンド
  22. 和紙で作られたハガキ
  23. ノートやメモ帳
  24. そのほか、伝統的で素敵な品がいっぱい!
  25. 見ているだけで癒されました〜。

 

紙すき体験:手順メモ

子供用には枠をゴムで固定するなど、色々と配慮してもらいました。おかげで、4歳の娘でも十分に楽しめる紙すき体験でした。

  1. まずは、和紙の原料(主にコウゾ+ネリ+水)をすくい取ります。
  2. 水を切ります
  3. 和紙に挟み込む(飾り付ける)材料を、たくさん準備してくださいました。
  4. 綺麗な色がついた和紙の原料もありました。
  5. 葉脈だけにしたものも!これだけでも綺麗ですね
  6. そのほか、糸くずやスパンコールなども。4歳の娘は、これらがお気に入りでした。
  7. 色をつけた繊維は、うまく使うと本当の和紙みたいな雰囲気が出せます。
  8. これらの飾りを、慎重に乗せていきます
  9. 模様としては、子供なので何でもありです(笑)
  10. その上から、少しだけ先ほどの和紙の原料をかけて、飾りを閉じ込めます。
  11. 布の上にパタンとひっくり返して出して、、、
  12. ぎゅっと手で押して水を切ります。
  13. ちょっとここで乾燥させて、、、
  14. 専用の機械で挟んでギュ〜と圧して水を切ると、、、
  15. もう立派な紙になっていました。この状態で持ち帰ります。まだ湿っている紙ですが、もう重ねてもくっつきません。
  16. 窓に2日ほど貼った後の和紙。立派な和紙になっていました!!!手作りって本当に楽しいです♪(真ん中のは、4年生の娘作:温泉マークのついた和紙)

 

 

和紙ランタン:割り箸使用の簡単な作り方

手作り和紙を使用して、割り箸4本に挟み込むだけの簡易ランタンを作ってみました。そのまま、自由研究(自由工作)として提出する予定です(^◇^)/

 

中に入れているのは、100均(ダイソー)で購入した、LED電灯。

 

↓机の下で撮影したもの。ぼんやりと光り、風情があります。夜だったら、もっと綺麗に見えます。

 

作り方メモ

    1. ハガキサイズの手作り和紙を4枚使いました。
    2. 柱の4本は、割り箸4膳を割らずに使用しました。2枚重ねにした和紙の端を、割り箸の割れ目に差し込んだだけです。(最終的にはボンドで固定します。微調整のため、この時点では差し込んだだけです。)
    3. LED電灯を置く台の作り方:牛乳パックの底部分を、余白を残して切り取ります。
    4. この余白部分が、うまい具合にストッパーになるように調整します。
    5. こんな感じで、LED電灯を入れる位置を決めます。
    6. 上の持ち手部分は、割った割り箸に竹串を結びつけたものです。(この時点では、竹串は割り箸に差し込んだだけです。微調整が終わったら、ボンドで接着します)
    7. 全ての微調整が終わり、安定する長さや位置になったら、木工ボンドなどで固定します。
    8. 出来上がり〜

 

 

紙すきが自宅でできるキット

工場へ見学に行ったり体験したりできない人でも、家で簡単に紙すきができます。小学校の生活科の授業で、牛乳パックをふやかしてミキサーで砕いてから手漉きの授業をする先生もいますね。


↓簡単な紙すきセット。値段もお手頃。

紙すきセット(ハガキサイズ)


↓紙や和紙のことが学べる冊子付き!これで自由研究が完結しちゃうセット♪

自由研究ができちゃう! すきすき! 紙すきキット


↓少し大きめな和紙を作れば、工作の幅が広がりますね。パルプ原料付き。

手すき紙づくりセット 紙っ子


 

 

 

参考図書

本格的に調べ学習をしたい時にオススメの本です。

和紙の徹底研究3(特徴・比較) 和紙のよさを見直そう!
(世界遺産になった和紙 )


↓こちらは、デザインの参考にもなります。

手づくり和紙・和紙アート4 和紙をつくってみよう
(世界遺産になった和紙 )

 

ちなみに、、、我が家はこの本を図書館で借りて調べ学習をしました。もう売っていないのかな?買おうと思って探しても大型本しか見つかりませんでした(^◇^;)